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まあ、事の次第はこうだ。
七番隊隊長が謀反を起こした。
思っ切り王様に剣を向けましたと。
うん。王様、顔引きつってたわ。
誰だってそうだ。
泣きそうになっていい位だ。
よく、泣かなかった。エライ。
まあ、私の警告もあってか、大地が早々に片付けてた。
決して殺してはない。
騎士団団長の名も、伊達じゃないと言うわけだ。
ここまでは、筋書き通りだった。
王様にとっての大問題は、過ぎ去ったのかもしれないけど、私にとっての大問題はここからだったのだ。
団長がこうでも、部下は真面目。
……でも、少し似て来るんだよな。
大地の蒲公英の綿毛より軽い口と王子様のいじめと七番隊隊長の馬鹿正直な見事なコンボで、私は追い詰められた。
おぉ、やべ。
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