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「用事なんてない」
「え?」
胸を張りながら言ってみた
「遊びに来た、ってだけかな」
「おいおい…」
「…なら、勝負…!」
兎さんに戦闘モードがインストールされました
「普通にいけば2on2だな」
「私がいる時点、もしくはカリサが全力出した時点で勝利確定じゃん」
「…ですよね」
カリサの能力は大抵の敵を無力化、無防備な状態にし、自分はノータイムで大技を撃てると言う、この世界の天然チート
ただし、ガス欠注意
「お姉ちゃん!」
「お姉!」
初等部の制服を着た幼女が走って来た
黒猫の獣人 リエル・クランベリーと、改造少女 シエル・アイアングライブ
猫耳、黒髪ショート、黒い瞳、黒尻尾なのに肌は白く、ただ見てるだけで癒やされる黒にゃんこがリエル
光に当てると蒼にも見える黒髪レイヤー、赤い瞳、将来は美人になるだろう容姿と、何か背伸びした感じがするのがシエル
どちらも血の繋がりは無く、名前が似ているのも偶然
そして、どちらも妹分かそれに近い何かだ
「あー、二人とも丁度いいところに来たねー」
二人揃って疑問符を出す
性格は違うはずなのだが、何かと行動が似てるのが、この二人だ
「私と妹二人と、イリス、カリサ、アルの三人でどう?」
「「 ええ~!? 」」
妹二人と、アルとカリサが驚きの声を上げた
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