教導作業

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「げっ!」 ガキィン! 魔武器の弓で防ぎながら、ハルバードが振られた方向に跳ぶ アルの着地点を予測し、ハルバードを使いながら跳び上がり、限界まで振りかぶる 「壊斧・大山鳴動!」 ドガァァ! 「ぎゃぁああ!」 全身の力をフルに使って振り下ろしたハルバードは、"地面に"直撃した アルは体勢を立て直し、ハルバードの軌道には入らなかったが、飛び散った石が襲いかかっていた 「…実戦で使うにはちょっと辛いかな、これは」 「食らえ!」 ハルバードを手放し、弓が分離した双剣の一撃を躱した 面白い事を思いついた私は、途中で二本の片手剣を取り出した 「一応、俺は双剣使いでもある訳なんだが」 「まだ勝てる気がして」 「それに負けて、なけなしの俺のプライドはどうなる?」 「どんまい!」 「だよなチクショウ!」 「手加減してあげるから、全力で掛かって来なよ!」 「お姉、楽しそうだね…?」  
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