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翌朝の事である
もっと寝ていたいのに、朝早くに目が覚めた
寝直すには遅く、起きるには早い時間
「はぁ、もはや私の習性みたいだなー…」
一緒のベッドに寝ているシエルを起こさないように布団から這い出て、庭へ向かう
庭では赤毛に赤い目の見た目幼女の中学生がランニングをしている
彼女の名前はヴィルヘルム、カリサが一度 拉致られたときに、ついでで拾ってきた射撃の天才
ただし、射撃以外の能力に関しては、戦闘に適合しないと言う、射撃特化型
長距離狙撃中に敵に接近されても、しばらくは逃げられるように、毎朝 約15kgの重り(ヴィル用の武装)を持たせてランニングをさせている
「調子はどう、ヴィル?」
「ま、ますたー か?」
私はヴィルの横に着いて、軽く走る
ヴィルはと言うと、一般人平均程度の早さで、息も絶え絶え、と言うような感じだ
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