教導作業

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「それにしても、そろそろ音をあげると思ったけど、頑張るねー」 「とう、ぜん、だ。わたしは、いきる…!わたしは、おん を、かえす…!わたしを、ひろったこと、こうかいは、させないぞ!」 息を切らし、苦しそうにしながらもヴィルは言い切る いい拾い物をしたと思う 「うちの子は、こんなにも可愛いのです」 「ま、ますたー!?うわぁ!」 私がそんな事を言ったら、照れたヴィルが足をもつれさせて、すっ転んだ 「まったくもー。大丈夫?」 「だ…だいじょうぶだ…」 ……… …… 走り込みの後は、軽く組み手をした…のだが、恐ろしいほどセンスを感じさせない 「射撃特化、だねー」 「いや、まだまだこれから のびるぞ!」 格闘… 射撃… 射撃+格闘=? 「…ねぇ、ヴィル。ちょっと試してみたい事が出来た」 「くみては どうするんだ?」 「試しにこれをやってから、このまま続けるか、新しい物に切り替えるか決める」 「りょうかいだ!」 結果から言えば、普通の格闘よりは断然マシ 多少の相手なら対応可能と言うレベルになった  
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