教導作業

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……… …… 全員を叩き起こして、再び演説開始 『いい?今のアンタ達は、魔王のおかげで生きている。ここで腐っているのが魔王のため?腑抜けているのが魔王の望み? 違う!魔王は最終的に魔族とそれ以外の人との平和を望んでいなかった?そのために犠牲になったんじゃないの?』 魔族達は互いの顔を見合わせたり、下を向いたり、目線を私から逸らしたりと三者三様の反応を示す 『私はそんなアンタ達のために、道の一つを指し示す。この王都の人のために働く事だ!』 魔族の方から疑問の声があがるが、今は黙って聞いてもらう 『何も危険な任務に着いて死ねなんて言ってないよ。まずは王都の人間に恩を売る事を考えるんだ。 例えば、城の何かが壊れていたら直してやるとか、誰もやりたがらない仕事を進んでやるとか。事の大小は任せる。あとは"お前らのためにやってやった"は無し。これだけは絶対に言うな』 納得したのがちらほらと出るなか"何のために?"と言う声が私の耳に届いた 『何のため?…そうだね、魔王の意志のため…とか、自分たちのため…とか?』 この後も、声を拾っては受け答えをして、気付けば夕方になっていた だが、その甲斐もあってか、魔族全体に理解、大半に納得してもらえた  
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