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………
……
三分が経過
「よっ、と」
「クソ!」
空中で身を翻して躱し、ブースターを吹かし、急上昇で距離を取る
「よいさっ」
矢が放たれるが、ロールしながら降下して躱す
正面に魔法を撃とうとしている部隊の魔法は、グレイズしながら躱して、出力を上げて接近
「わ!こっち来るな゙っ!?」
ゴシャ!
「あ、ごめんね~。でも攻撃したからお互い様だね」
相手を射程に治めて、急上昇しながら顎を蹴り上げる
墜ちたたみたいだけど、同じ部隊の人が助けたから問題なし
「はあっ!」
「お?」
仲間の魔法で加速したらしい男が斬り掛かってくる
「考えたねー。でも…」
私はソイツの頭を踏んずけて、ソイツと反対方向に飛ぶ
「まだ私には届かないみたいだねー」
その後も空戦部隊が全員で躍起になって追ってくるも、私は捉えられない
六分が経過するあたりから、少しずつ魔力切れを起こして地面に降りていく者が出はじめた
十分が経った頃、空にいるのは私と、十人にも満たない程度の空戦部隊達だけだった
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