教導作業

8/43

1233人が本棚に入れています
本棚に追加
/770ページ
………… …… 『よし、休憩終わり!今度は戦闘タイプにごとに別れて素振りと的当てだ! どちらも地面から拳一個分 浮いてやれ!』 「「 イエス、サー! 」」 『私が言った事を守らない、守りたくない奴はすぐに空戦部隊を止めろ。ここからはエリート様が嫌う、汗と血と泥にまみれた訓練内容だ。 ほら、逃げろよ腑抜け共。部屋の隅で毛布にくるまってガタガタ震えてろ!これしきで逃げ出す役立たずは戦場にはいらん!』 怒号を響かせるが、それでもプライドからか誰も動かない 私は適当に歩き、適当な男に触れるくらい近付く 失敗した事は、私が若干ながら見上げる事になった事だ 「お前、本当にやれるのか?」 「やれます!」 「いや、無理だな」 「やります!」 「帰れ!!」 「嫌です!」 「帰れ!!」 「嫌です!」 「帰れっ!!!」 「嫌です!!」 三度、目と鼻の先で放たれた怒号に、男は三度 否定する 私はニヤリと笑った  
/770ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1233人が本棚に入れています
本棚に追加