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『よし、休憩終わり!今度は戦闘タイプにごとに別れて素振りと的当てだ!
どちらも地面から拳一個分 浮いてやれ!』
「「 イエス、サー! 」」
『私が言った事を守らない、守りたくない奴はすぐに空戦部隊を止めろ。ここからはエリート様が嫌う、汗と血と泥にまみれた訓練内容だ。
ほら、逃げろよ腑抜け共。部屋の隅で毛布にくるまってガタガタ震えてろ!これしきで逃げ出す役立たずは戦場にはいらん!』
怒号を響かせるが、それでもプライドからか誰も動かない
私は適当に歩き、適当な男に触れるくらい近付く
失敗した事は、私が若干ながら見上げる事になった事だ
「お前、本当にやれるのか?」
「やれます!」
「いや、無理だな」
「やります!」
「帰れ!!」
「嫌です!」
「帰れ!!」
「嫌です!」
「帰れっ!!!」
「嫌です!!」
三度、目と鼻の先で放たれた怒号に、男は三度 否定する
私はニヤリと笑った
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