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「お前…いい度胸してるな」
その言葉と共に私は手を上げると、男は恐怖で顔が引きつる
ポス
「その調子だよ」
男は少しの間、何が何だかわからない、と言うような顔をしていたのを後目に、私は元いた位置まで戻った
『よく残ったな、愚鈍な豚共!魔法型は試射場に、近接型はここで素振りだ!』
…………
……
それらも終わり、部隊全員をヘロヘロにした後、私は私の通う学校にきた
もちろん、制服に着替えてだ
ガラ
のんびり歩いて、何処に向かおうかと考えていると、窓が開いた音がして
兎が一人、跳んできた
「リッサ、ちゃん…!」
「イリス!?」
長めの髪に片方が欠けたウサミミ。お尻にはフワフワの丸い尻尾
物静かで草食(ベジタリアン)なのに、戦闘狂で肉食系
獣人 イリス・カートネック
彼女は私の親友であり
「あっ!ちょっと!んん…っ、学校でこんな事しちゃ、ダメだって!」
「ヤダ。…待てない」
私を食べようとする狼である
わかっていると思うが、両方とも女だ
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