三期生入学試験エピローグ

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三期生入学試験エピローグ

「辰っ!」 叫んだ姉弟の姉の声を聞きながら、俺は後方三百メールほど飛んでいった、弟を見る。 「氷災鬼!!」 にゅっと、巨大な氷の鬼がその両手で彼の体を守った。 その隙に俺は、 「コペルニクス」 と、言い放ち、巨大な氷の鬼の足元を抉った。 そして、鬼を中に浮きあげ、 「砕!!」 砕いた。 弟は、そのまま地面に落下していく。 「火災龍!!」 今度は、火の龍か、単純な姉弟達だなー。 「業炎花!!」と、姉が言うと、 龍は、色彩豊かな花になった。 「おぉ、熱苦しい姉は回復系『ヒーラー』か!」かなり意外だった(笑) 弟が目を覚ました。 「クソっ!」 弟も意外に口悪いな! 「火災龍!!」 「氷災鬼!!」 おっ、2体同時に来るか。 「一体どういうこと?あの人の能力は何?」 「多分、重力操作だと思う。」 おぉ、正解!!だが、あえて教えないのが俺流なのだ! 「ジャイアントインパクト」 俺が言うと、2人の足元が 消えた 『うわぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぉぁぁぁぁぁぁぁ!!』 悲鳴聞くのって、「いいなぁー」 そんな呑気なこと(?)を考えながら ま、2人とも、戦力に申し分はないし、 「合格!」 『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』 「んじゃ、これからヨロシクっ!」 神サマは思った。 「この世で、こんなに無駄にクオリティが高いのに、適当な入学試験って初めてじゃない?」 全くだ、と、 姉弟達は思ったそうだ。
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