第1章『ばば抜き』

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ついに来た……!!!! クックックッ…長年妄想し続けていた甲斐があったってもんだぜ… 俺の名はA いつも冷静沈着でクールと呼ばれるこの俺を“何が”こんなにも舞い上がらせているか… 教えてやろう。 それは、超能力だ! 要約すると… 超能力に憧れを抱いていた俺は、普段から脳内でそれを使った色々なバトル(妄想)を繰り広げていたってわけさ(笑) その念願の夢が募ったのか、今しがた目覚めてみたらなんと、母ちゃんの心の声が聞こえるじゃないか。 どうやら人の心が読めるようになったらしい! ひゃっほー! 本当に能力者になれる日がくるなんてな! さて、母ちゃんは今心の中で何を考えてっかな? えー、なになに? 母「(この子いつも妹とばかり遊んでるけど、学校の友達居ないのかしら…) あ、Aおはよう。ごはんできてるわよ」 「あ、あぁ…おはよう。」 やめろ…! 心が締め付けられる…!!!
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