第1章『ばば抜き』

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手持ちでペアになっているカードを場に捨てて残ったカードで互いに勝負する…。 妹と俺は準備を終え、今まさに勝負が始まろうとしていた 「お兄ちゃん優しいから妹から引いていいぞ?ほれほれ」 俺の手持ちは“スペード”1 “クローバー”5 “ダイヤ”9 “クローバー”11 “ダイヤ”13…それとジョーカーの合計5…6枚。 だから妹の手札の5枚は、何かしらの記号の1.5.9.11.13であるはず。 さっきペアで捨てた数字は忘れた! そして優しい俺は先に妹から引かせてあげることにした。 だが俺の方が枚数が多いため、先に引く妹は不利である(笑)(笑) 妹『わかった~』 恐らく気付いてないんだろうな…(笑) 適当に俺の手札から一枚抜いた妹は、場にハートの13とダイヤの13(俺から引いた)を捨てた。 まぁ確率的に考えたら今ジョーカーを引く可能性は、そんなに高くはないだろう。 だがこのままいけば最後、妹は二分の一の確率的でジョーカーを引く場面が出てくる。 そこを狙えば間違いなく勝てる…! 【俺の手札】    【妹の手札】 ・1(スペード)     ・1(?) ・5(クローバー)     ・5(?) ・9(ダイヤ)      ・9(?) ・11(クローバー)     ・11 (?) ・ジョーカー
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