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楽しそうに言い出した梨花の提案は、できる限りその通りにしよう。
そう結託した俺たちですら、顔を見合わせてアイコンタクトを取る。
ここは幸助に任せよう。そういう合図を送った。
「……制服汚れるから、着替えてから自転車で向かおうか」
「さっすが幸助、話が分かるね」
「アレだぞ梨花。透けない服と着替えは絶対に持ってこい」
「はーい!」
またあとで。その一言からものの数分で再集合。
俺たちは自転車に跨り、学校へ向かう道とは別の細道を駆け上がった。
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