(三)
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湖まで行って彼に尋ねてみたかった。それで良かったのか?と… あやかしが差し出した手を取って、湖の底で眠ることを選んだ、それで本望だったのか? 本当にそれほどまでに、傷つき疲れていたのか…? 櫂を片手に舟底に胡坐をかき、春江は久々に澄み切って色鮮やかな青空を見上げながら物思いに耽っていた。
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