第1章

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A「もう終わりにしよう?」 B「本気で言ってんのか」 A「もう、無理だよ」 B「んだよ!お前、付き合うって」 A「言ったけど……でも」 B「これで終わりとか、納得できない」 A「……どこまで続いたら、終わりなの?何度やったら、納得できるの?」 B「……でもっ、突然過ぎるだろ!」 A「……もう限界だよ。すぐ暗くなる」 B「大丈夫だって」 A「暗くなってから校内探し回るなんて、何の罰ゲームよ」 B「それ言ったら、暗い校内で一人隠れて鬼を待ち続ける方がよっぽど罰ゲームだろ!」 A「だから、かくれんぼなんか止めようって言ってるじゃん」 B「お前、鬼やらずに終わりとかズルイだろ!」 彼に、引く様子はない。 夕焼けの色はどんどん深まっている。 彼自身が地縛霊だと気づいてしまう前に、穏便にここを離れたいのだけれど。 ……いや。もしかしたら既に、私は……
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