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僕の父さんを呼ぶ声を聞いた母さんがまた僕を殴る。
硬い拳で殴られて僕の身体は横に倒れてしまった。
「あの人のことは口に出さないで!」
【あの人はねぇ…私達を捨てて他の女と新しい家庭でのうのうと生きてるの!! 幸せに暮らしてるのよ!!私の気持ちなんてわからない癖に!】
わかるよ、全部。
わかってないのは母さんだ。
僕は母さんを下から睨み付けた。
「何?その目付き」
どこからか母さんはホウキを持ってきて柄の部分で僕を叩き始めた。
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