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公園には黒猫が捨てられていた所から歩いて2、3分で着いた。
程々に大きく滑り台や砂場、ブランコなどの主要な遊具があり、中心にはドーム型の遊具があった。
「よし、あのドームの中で飼おう!」
「いいね。あそこなら雨も凌げるし!」
2人が先にドームに入り、少し遅れてぶーやんが黒猫と共に入り込む。
ドームの中は3人がしゃがんで座り少し余裕があるくらいの空間があった。
3人の中心に黒猫をそっと置いたぶーやんはふぅっと息を吐き倒れ込んだ。
そんなに走ったわけではないのだが、フルマラソンを完走したような疲労が見える。
「おつかれぶーやん。さて、会議を始めよう。」
ぶーやんへの労いの言葉をそそくさと終わらせ、話を進める。
「まず、名前を決めよう!」
「その前に身体を拭いてあげようよ。」
「はあ、はあ・・・。」
「そうだな。俺タオル持ってる!濡らしてくるよ。」
「確か近くに水飲み場あったよね?」
「はぁ、ふぅ・・・。ゴホゴホッ!!」
3人の会議は辺りが暗くなるまで続いた。
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