第3章 伸二の決意

7/7

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
最後の大きな課題が例の”シュートが打てない”トラウマの克服だった。 これに関しては伸二はどうしても明確な練習方法が思いつかなかった。 考えていても仕方がないので、 とりあえず地元のサッカーチームの試合形式で行う練習の中で、 シュートを打ちまくることにした。 課題は3つ ①体力を取り戻す ②試合勘を取り戻す ③シュートを打つ 「よし、 やるぞ!」 具体的に取り組む内容を決めた伸二は、 「後はもう目標に向かって突き進むだけ」という気持ちになっていたし、 今までも同じようにいろんな課題を克服して成長してきた経験があったため、 課題の克服に疑いはなかった。 ようやく希望が出てきた伸二だったが、 この後、 ある課題の克服にこれほど苦労することになるとは、 この時はまだ思わなかったのだった。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加