第4章 友達

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「あのチームではダメだ、 高校の練習に来いよ」 啓介は、伸二が試合勘を取り戻すことに 苦労していることを見通しているようだった。 二人が所属しているのは、 伸二が好調であれば全国制覇も夢ではなかった強豪校である。 啓介をはじめほとんどのチームメイトが大学などサッカーを続ける選手ばかりで、 今も欠かさず練習に出ているようだった。 「ありがたい話だよ、 こちらからお願いします」 わだかまりの解けた伸二は素直に啓介のいうことに従い、 練習に参加させてもらうことにした。
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