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「どうした? 光の騎士とは名ばかりだな」
タラン・タランの黒い剣に魔法剣技を使う力は残されていなかった。先の戦争で灼熱の光を放った際、黒い剣はこれまでにない力を費やした。剣の力が回復するのを待たずに友が籠る王城へと向かった。友の暴虐を止めることしか頭になかった。ラスター以外の強者と遭遇しようとは思いもよらなかった。
「たとえ闇に敗れるにせよ、お前の好きにはさせない。
光の騎士として、私はその務めを果たす!」
「大層なことだ」
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