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「全く………時間くらい守れ。
これだからギルドの人間は………」
騎士がため息をつく。
それを聞いてユーリはハッと乾いた声で笑う。
「へえ、ずいぶん偉くなったもんーーーーーー」
「ごめんなさい!!!
次からは気をつけます!!」
ユーリが喧嘩を買おうと言い切る前にカロルが大きな声で謝った。
「…………ああ、気をつけろよ」
騎士はユーリを一瞥し、戻っていく。
おそらく、カロルの誠意に免じて聞かなかったことにしてくれたのだろう。
「……………ユーリ」
カロルがジト目でユーリを見る。
「悪かったよ、サンキュな、カロル先生」
そう言ってユーリはカロルの頭をポンポン叩いた。
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