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「あらよっと!」
ユーリは片手に持った剣を狼型の魔物の横腹を這わせる。
全く音のしない斬撃音と共に、魔物は黒い塵と化す。
「う…うらうらぁ!」
カロルはヤケになりつつ、大きなかばんから取り出したハンマーで植物のツボミのような魔物を叩き潰す。
「………………ッッ」
ラピードはそんなカロルのフォローに入り、口に加えた小刀で周囲の魔物を瞬殺していく。
「ラ…ラピードいればボクいらないんじゃ……」
カロルが愚痴をこぼす。
「馬鹿言ってないでとっとと倒して終わらせるぞ、カロル先生」
いつの間にかカロルの隣りにいたユーリが言う。
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