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「ねえ虎太郎さん、こりすを見つけたら、タイガーバードは死ぬの?」
「すげー物騒な言い方するなぁお前」
「死ぬの?」
「バーカ。見つけたら、お前がこりすと同じ飯食って、それから」
「それから」
「また、新しいメニュー探しに行くんだよ。こりすに食わせるために」
「宮崎」
「あ?」
「宮崎。思い出した」
「都合のいい脳みそだなぁ」
「やしの木が生えてるところに、ある。こりすのお墓」
「……いいヒントだ」
虎太郎は苦笑いしながら、ことりの頭を撫でる。
そして、太平洋側を走る、国道十号線へ乗った。
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