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はぁ、と深い溜息を吐く帰り道。
――あれから2日。
麻美は大事をとって入院した。
血糖値はもう普段通りに回復しているとのことだったけれど、
なんとなく顔を出し辛く足は向かない。
かといって、家に帰る気分にもなれず、
衣美は家の近くの公園を、フラフラと歩いていた。
“みなと公園”と名づけられたこの公園はとても広く、
池や、芝生の広場や、バスケットコートや、そして小さなカフェもある。
子供の頃はよく麻美と遊んだものだと懐かしく思いながら、
目的もなく池の周りを歩いた。
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