MENU1:砂糖を憎む姉、砂糖を夢見る妹。

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「どうでもいいけど口の周りがすげーことになってるぞ。ちょっとは気にしろ」 「ん」  彼女は躊躇いもなく、男のエプロンで口を拭う。 「ふっ……」  衣美はつい、笑い声を零してしまった。 やばいと思った時にはもう遅く、二人の視線は衣美に集中している。 「あ、あの、すみま……」 「痩せてんな。何か食うか?」 「はい!?」  謝ろうとするも男から突然そんな事を言われ、 衣美は驚いて彼を見上げる。 すると、男は躊躇いもなく衣美の首元に触れた。
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