第1章 脱藩の決意

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「やっぱり、脱藩するしか…」 千捺は震える唇を動かす。 吉田松陰も、そして千捺の父も脱藩の罪に科せられた。 松陰は投獄、千捺の父は脱藩最中に最も親しかった仲間から殺された。 死ぬかもしれない罪を自ら犯したくない。 が、しなければこのままずっと何も出来ず足踏みしたままで人生を終えるのではないか、 そう感じる。
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