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そんな四ノ宮医師の抗議にも、相手はどこ吹く風で開きなおったようだ。
「堅いこと言うなよ。僕たちの仲だろ?」
その声に俺は心臓をぎゅっと捕まれたような錯覚を覚える。
聞き覚えのあるその声は、今朝も聞いたばかりだった。そう、四ノ宮先生の相手は木暮 梛音だったのだ。
「はて、どんな仲でしたでしょう」
「やだなぁ、とぼけちゃって~。何度も気持ちいいエロエロセックスをやりまくっちゃった仲に決まって……」
そこでいきなり俺の目の前のカーテンが引かれた。
空いた口が開いたまま固まってしまった梛音と俺は目が合った。
四ノ宮先生と梛音が?俺とは遊びだった?
今聞いた言葉が理解出来なかった、でもその場にはとても居れなくて、俺は部屋を駆け出して行ったーーーーーー
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