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それから柚乃ちゃんにオムライスを作り
マーモに作っておいた煮物を温めようとしたら
「ゆーあ、俺がするから…用意して」
「ありがとう…冷蔵庫にフルーツが入ってるから
柚乃ちゃんと食べてね…それから…」
「俺達の事は大丈夫だよ…
食べ終わったら俺の部屋に行ってるから
鍵だけ貸してくれる?
それと柚乃ちゃんのパジャマと
念のために明日着る洋服を持って行きたいんだけど…
どこにあるか言ってくれたら俺が用意するよ」
マーモがそう言うと
「ゆのわかる!」
柚乃ちゃんが自分の部屋に走って行った
私がついて行こうとしたら
マーモが私を手で制して柚乃ちゃんのところに行った
私は柚乃ちゃんをマーモに任せて
自分の用意をした
「ママ~これでいー?」
柚乃ちゃんはお気に入りの水玉模様のTシャツと
デニムのショートパンツを持って来た
「うん、いいね…くつ下も水玉模様にしようか?」
「は~い!」
そう言って戻って行った
柚乃ちゃんは水玉模様が大好きだ
玄関の鍵が開く音がして
「お姉ちゃま~ただいま~」
希愛ちゃんが帰って来た
「希愛ちゃん、お帰りなさい」
柚乃ちゃんとマーモも戻って来て
「マモくんだぁ~
あっ、柚乃ちゃ~ん、ただいまぁ~」
そう言いながら柚乃ちゃんを抱っこした
「おかえり~」
柚乃ちゃんは嬉しそうにそう言って
希愛ちゃんのほっぺにチュっとした
「かわいぃ~」
「希愛ちゃん、おかえり…
柚乃ちゃんと希愛ちゃんは仲がいいね
見てて羨ましくなるよ…」
「だってかわいいんだも~ん
希愛に妹が出来たみたいで嬉しいのぉ~」
「希愛ちゃん、ご飯食べてから行く?」
「ハルちゃんがママに2人分のご飯
頼んでおくからって言ってた…
だからすぐ出よう?
柚乃ちゃん、ママと希愛はお出掛けするけど
マモくんの言う事聞いてお留守番しててね」
柚乃ちゃんはちょっと寂しそうな顔をしたけど
「柚乃ちゃん…」
そう言ったマーモの方を見ると
優しく微笑むマーモににこっと笑って
「は~い!」
元気に返事した
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