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私はちょっと強引過ぎたかなとも思ったけど
勝手に話を進めた
きっと、ふたりとも私に気を遣って
なかなか前に進めないと思ったから…
普通だったら…私の立場だと
雄平さんには美咲さんの事に
あまり関わって欲しくないのかもしれない
だけど、私も小さい時からいろんな事があった
いろんな人に支えられて生きてきた
本当の父親も知らず
違う人を父親だと思い続けてたり
大切な人を病気で亡くしたり
幼心に自分は心配かけちゃいけないって
甘える事を我慢したり…
だからこそナナちゃんには
そんな思いはして欲しくない
私は雄平さんが
ナナちゃんのパパになったらいいのかななんて
馬鹿な事を思ったりもした
何故か美咲さんに嫉妬とかそんな気持ちがわかない
これは同情なのかな…
だったらそれは美咲さんに対して失礼だ
でも全て私のいまの気持ち…
私はふたりを見守ろうと思う
美咲さんがこの先不安を少しでもなくして
ナナちゃんがいままで通りの明るい子でいられるように
雄平さんの美咲さんへの負い目がなくなるように
私が出来るのは見守る事だけだから
私はナナちゃんを連れて
もう一度雄平さんの病室に行き
ナナちゃんを家に連れて帰る事
美咲さんと話した事を伝えて
家に帰った
希愛ちゃんにも連絡を入れ
今日も泊まってもらう事にした
人見知りはしないといっても
誰も知ってる人がいないんだから
子供の気持ちがわかる希愛ちゃんがいれば
私ひとりより心強い…
私はいつも希愛ちゃんを頼ってばかりだなぁ
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