第2章

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「おはよう…僕のお姫さま」 「マーモ、早いわね…」 「夕べ遅くなって仮眠室使わしてもらったから」 「えっ…言ってくれれば…」 「ゆーあのとこに泊めてくれた?」 「それは…でも、ダディも一緒でしょ」 「院長は途中で呼び出された 緊急オペがあったみたいで…」 「それにしても…今日からどうするの?」 「昨日はどこのホテルも満室だったんだ 今日は予約してるから大丈夫」 「それならいいけど… 今日の夜は18時半には出ましょうね」 「楽しみだな…みんなに会えるの…」 「いま実家は賑やかだからね… ハルちゃんもカナくんも居心地良過ぎて 出ようとしないし… ママが大変よね」 「ゆーあはいつ出たんだ?」 「私は大学に入ってすぐ… 独り立ちしたかったの」 「俺と同じだ… 俺も大学入ってすぐ家を出たんだ」 「私達って似てるね…」 「だから気が合うと思うよ…」 「そうかもね…」 「昨日、ゆーあの噂聞いたよ」 「あぁ…院長に孫が出来たって話?」 「ゆーあに隠し子がいた!って…」 「隠し子?噂って怖いね…」 「本当のところは?」 「まさか信じたんじゃないわよね…? 急患よ…保護者がいなかったから 私が預かってたの とってもかわいい子よ お友達になったから今度会わせてあげるね」 「楽しみにしてるよ」 「じゃ、時間だから行くね… 18時半に…向かいのカフェでいい? あそこなら待てるし」 「了解…じゃ、頑張って」 「マーモも初日頑張ってね」 お互い外来に向かった
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