第2章

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「柚乃ちゃん、今日は私が保育所に迎えに行くわね パパが遅いから一緒にご飯食べてようね」 「ママといっしょ…」 「今日の夕ご飯何にしようか?」 「たまご…」 「オムライスか…いいね、そうしようね じゃ、用意して保育所に行こう…」 保育所に行くと私をママと呼ぶ柚乃ちゃんを見て 先生は何か勘違いをしてるようだった 「柚乃ちゃん、良かったね… 今日はママと一緒なのね… 先程、お父様から連絡いただいてました… 代わりの者が行きますって 帰りのお迎えもですよね… じゃ、お預かりします」 「宜しくお願いします… 柚乃ちゃん、迎えに来るまでみんなと仲良くね」 柚乃ちゃんはちょっと寂しそうに手を振ってる 後ろ髪をひかれる思いで保育所を後にした 何か…柚乃ちゃんが本当に私の子供のような感覚だ いままで、結婚とか子供とかあまり考えた事なかったけど ママは私と同じ年には柚乃ちゃんと同じ位の私がいた 子供がいてもおかしくないんだ… 柚乃ちゃんみたいないい子だったらいいな…
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