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「ねぇ亜美?このスーツケースめっちゃ重いんだけど」
「私のもぉ」
「…俺も」
「私に言われても。私も重いし」
「中見てみない?」
見てみたい気もする。けど、私には少しその勇気はなかった。
友香にも無かったようで、
「こんな武器を持ってるしさ?爆弾とかだったらどうする?」
「あぅ…」
夏も頷く。
爆弾はともかく、危険物ならどうしようという思いは私の中にもあった。
「いーじゃん、開けてみよ?」
颯馬はみんなの反対を押しきってスーツケースを開けた。
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