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「…お金が入ってる…本物?」
私たちも恐る恐る颯馬のスーツケースを見るとお金が入っていた。諭吉さん。
「…数えて」
「わかった。束が…25こ。一束…100枚。しめて2500万円」
「かなりってどころじゃないくらい大金ね」
「私のもかなぁ?開けてみるねぇ?」
そういうと友香もリュックを開けた。
すると同じように2500万円、入っていた。
「すごぉい!お金だぁーっ」
友香は能天気なところもあるんだった…。単純に喜びだした。
その後、私と夏もそれぞれ手持ちの荷物をあけるとそれぞれ2500万円、4人合わせて1億円持っていることがわかった。
「…大金ね」
「おもぉい」
「重いな」
「…」
夏も頷いて返す。
「こんな大金、どうしろって言うのかしら?」
「つーかそもそも、こんな異世界みたいな所でも通貨は円なのかよ」
「使えるのかなぁ?」
「さあ?使えないんじゃない?」
のんびりみんなと話をしていると4人一斉にメールが届いた。
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