一億円を手に入れて/メールを開いたら恐怖が待っていた

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<皆様こんにちは。サバイバルマネー事務局です。ただいまより皆様には殺しあいを行ってもらいます。殺しあいを行い、賞金を奪い合い、最後に残った方が賞金総取り、という仕組みです。簡単でしょう?> …ぞっとした。賞金の為に命を懸けるのか。 しかも、簡単でしょう、ときた。 まわりのみんなも顔を青くしている。 メールは続く。 <今から皆様には4人一組になっていただき、一つのチームになっていただきます。チームの組み方ですが、ケータイのカメラで4人で写真を撮り、チーム全員のケータイに転送していただきます。その写真をこのメールに返信していただくだけです。 現在の人数は100名。組めなかった場合は即刻、死です。制限時間は15分です。では、チーム編成を始めてください> …読み終わった瞬間、静寂が訪れた。 「どうするよ…」 「私は…みんなと組みたい」 「私もぉ」 「…俺も」 「死ぬかもしれないけど…みんなとなら大丈夫な気がする」 「俺もそう思う。やらないで後悔するより、やって後悔したい」 「後悔すること前提なのぉ?」 「いや、違うけどさ?頑張りたいじゃん」 「そうだねぇー」 「じゃあまぁ、頑張ろうよ!」 私たちは全員即座に写真を撮り、言われた通り全員メールを送信した。
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