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『まぁ…無理もないよな。俺が悪いんだ。中学生になって俺の父が単身赴任になっちまって…結局家族みんなで引っ越す事が決まっちまって…アンタに言える時間が無かったんだ。ごめんな』と謝る。
「…えっ…もしかしてアナタは…川嶋泰人(かわしまやすと)先輩なの?」そうその名前こそが私の初恋の相手だったのです。
まさか…こんな形で再会するなんて思ってもいなかったことで…
泰人『…アンタ、俺の名前覚えててくれたんだ!嬉しいよ。なんか久々に会うと照れんな…。アンタはまだ1人?』ちょっとさっきからアンタアンタって何で私のことは名前で呼んでくれないんだろうか?
「…ねぇ、川嶋先輩。私の事を忘れたことないって言ってさ、どーして名前で呼んでくれないんですか?」とちょっとむくれてしまいました。
すると川嶋先輩は…照れ臭そうに目を反らし…
泰人『…まひるチャンだろ?種島まひるチャン。』と名前言っただけで耳まで真っ赤になる川嶋先輩はなんだか憎めない人というか…可愛いって思ってしまう私。
だから名前呼んでくれたから今回は許してあげたんだけどね。
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