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翌朝――
オレは、A宝飾店の本店を訪れると、
「新聞に出ていた――
ウルトラ・ルビーを拝見できますか?」
すると女子店員は、怪訝な顔で、
「はい……あなたが……ですか?」
「実は、宝石デザインの
勉強をしてる者なんで……」
「あー、なるほど……
少々お待ちください」
いったん奥に引っ込み、
何か書類を持って来た。
「例の宝石は、来週から開催の
世界の宝飾展に出品の予定なんです」
「あー、そうですか……」
「これが招待状ですので、
これをお渡しします」
その書類を差し出し、
「当日、その招待状をお持ちください」
オレは受け取ると、帰った。
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