ある朝、起きると……

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  そして昼になった。   やはり入場者が減った上、 ガードマンも1人になっていた。   オレは、そのガードマンに近付くと、     (すごくトイレに行きたくなる!)     すると、そのガードマンは無線機で、 「すいません。トイレに行きたいので、 関係者の方、来てください」     間もなく関係者室から、1人の男性が 来て、ガードマンはトイレに向かった。     オレは、その男性に、   (アルトラ・ルビーをオレに渡せ!)      すると、その男性はニッコリ笑って、 ケースのカギを開けると――   ウルトラ・ルビーを取り出して、 オレに渡した。   オレは、ウルトラ・ルビーを 無造作にポケットに入れた。   そして外に1歩、出ただけで 元に戻ると、ウルトラ・ルビーを出し、   (これを元に戻して)   戻っていたガードマンに渡した。     「はい」   彼は無表情で、ウルトラ・ルビーを 元の展示台に戻した。        
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