ある朝、起きると……

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  オレは、例の料亭の前に立っている。   いつも芥川賞の選考が行われる所だ。   オレは、その窓に向かって、必死で念を送った。   そしてA出版社に向かった。     オレの乗ったタクシーが、A出版社に着くと、 編集者のA氏が笑顔でドアーを開けた。   「先生、おめでとうございます! 芥川賞が決まりましたよー!」   オレと編集者が、社に入ると、 何社ものマスコミ関係者のストロボの嵐だった。   間もなく、オレのスマホにも連絡が入った。   「はい、ありがとうございます」   場所を近くの料亭に移して、笑顔の関係者達との 大宴会となった。   これでオレも、一流の作家となったのだー!  
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