8人が本棚に入れています
本棚に追加
(たまには、ここまで運べ!)
「な~んて、オレのささやかな願望……」
すると、ドアがノックされ――
「入るわよ」
「ん、何?」
ドアを開けて、ノゾミが朝食を運んできた。
「たまには……と思ってね」
ベッドの側のテーブルに置いた。
(わーお!)
「だけど、後は自分でやってよね」
ノゾミは部屋を出ていった。
オレは、妙な感覚を覚えながら、
食べ始めた。
窓から見える空模様も……
どことなく妙に見えた。
最初のコメントを投稿しよう!