マンションの大火災

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?諏訪市・元木グループマンション    多くの子連れがエントランスにいる。麻衣、磨子、健司、千里もいる。しかし中は薄暗く、不気味。 麻衣「楽しみね、今日の夜…諏訪湖花火を見ながら、そのあとは燃えドランのショー。」 健司「あぁ。」 磨子「あんた、昔は燃えドランなんて全く興味なかったくせに。ぎょぴちゃんのパンツはもう卒業ちまちたか?」 健司「うっせぇーやいっ!!!ほれを言うな、ほれをっ!!」     麻衣「んじゃ、磨子ちゃん、健司、遊びに行こう。」 健司「ほいじゃあ、磨子に麻衣、行こっ。」 二人「うんっ!!!」    麻衣、磨子、健司、走り去っていく。 小口珠子(33)「せんちゃん、おしっこは?」 千里「やめろよ、僕はもう赤ちゃんじゃないんだ。」 小口「そうだよ、珠子。少し千里を過保護にし過ぎだぞ。」 珠子「そうかしら…」 千里「うん。じゃあ僕、時間まで遊びにいってくるね。」 珠子「分かったわ。でもあんまり危険なところにいってはダメよ。怖かったらママのところにすぐ戻ってきなさい。」 小口「珠子っ!!」 千里「ありがとう、でも僕は大丈夫さ。いってきまぁーす。」    千里、走り去っていく。    時間がたつ。麻  時間がたつ。麻衣、健司、磨子、千里がそれぞれ同じ場所で花火を見ている。うっとりと。 それが終わると、イベントホールでコンサートが始まる。四人と他子供たち、大興奮して見ている。    終わる。 健司「ふぇー、楽しかった。」 麻衣「ふんと、健司ありがとな。」 磨子「本当によかったわ。健司、なかなかジェントルマン!!」 健司「でへへ、やめろよ。照れるじゃねぇーか。さ、帰るか。」 磨子、麻衣「えぇ。」    麻衣、健司、磨子、エレベーターに乗り込む。 ?マンション・エレベーター内 麻衣「なぁ、変える前にさ、ちょっと最上階行ってみない?」 健司「お、いいねぇ。何回だっけ?」 磨子「確か、15階じゃない?」 麻衣「高っけ…。」    エレベーターはどんどん上っていく。
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