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数日後、男から連絡が入った。
「甲斐様 仕事が完了しました」
それだけを伝え電話は切れた。
僕は嬉しい気持ちを抑えながら、いつも通り通勤した。
電車が来たので乗り込む。
キキー
「キャー」
「誰か飛び込んだぞ」
駅はたちまち混乱し、電車の下からはおびただしい赤が覆い尽くしていた。
「いつもすまないね」
「社長、これはビジネスです。私はお金さえいただければ」
「これからもワシに楯突くやつはドンドン血祭りに上げて、訴訟を取り下げさせるんじゃ」
今日も正義という名の雑草は踏み潰され、大輪の悪が咲き乱れるのであった。
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