櫻色

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西畏「おーい、鏡火!!見てみて!可愛い着物でしょ?」 そう言いながら、私の周りをクルクルと回っているコイツ。 はぁ、 西畏「あー!幸せ逃げちゃうんだー!ため息はダメなんだぞ!」 鏡火「……誰のせいだと思ってるんだ、西畏。」 改めて着物を着ている少女を見る。 今、私達は京都に観光に来ており、コスプレ?というか、本物を着ている。 うん、本物だ。 なんでか?そんなの家にあったからだ。着物から、刀、苦無、小刀、お金ぜーんぶあった。 西畏「あ!ほらほら、此処が壬生寺。昔は、沖田総司が子どもと遊んでいたとか。……いいなあ。」 確かにそうだ。 鏡火「いって、………行ってみたいな。」 西畏「うん、行ってみたいね。」 壬生寺の門の前で言った。
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