第1章 魔法の使えない少年

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この世界の人間は10歳になると、特殊な魔法が使えるようになる。 それと同時に、強制的に魔法学校に入学させられるシステムだ。 【魔法学校】とは、この世界に存在する4つの大陸にそれぞれ1つずつある学校。 何故そんな学校が設立されたかというと‥‥まぁ僕にはよく分からない。 というか僕がそれを知る必要はない。 そう、僕は12歳になるのに魔法が使えない。 多分魔法を使えないのは世界でも僕だけ。 ある意味では特別な存在。 僕がその特別な存在だという事に満足しているかというと、もちろんしていない。 今から始まるのはそんな【唯一魔法を使えない】僕の物語だ。
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