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村から少し歩いたところで、リンクの言った通り行商人らしき人間が歩いていた。
リンクはその行商人を見かけるや否や、すぐに声をかける。
「お~いおじさ~ん!」
呼びかけられた行商人が、リンクに声をかけられると少し怪訝な表情をして見せた。
しかしその行商人を見て驚いたのはアルマだ。
「あ!この前のおじさん!」
「あぁ君か。」
そう、行商人は5日前にアルマに錆びた剣を渡した老人だったのだ。
アルマとリンクはそそくさとその老人に近づいていく。
近づいてすぐにリンクが老人に声をかけた。
「おじさん変なもんばっか売ってるんだって?ちょっと見せてくれよ!」
「見るのは構わんが、ワシがそれを売るかどうかは分からんぞ。」
「え?‥‥まぁいいや。とりあえず見せてくれよ」
リンクがそう言うと、老人は風呂敷を広げて商品を見せつける。
リンクとアルマはその商品を食い入るように見つめた。
リンクはそのうちの一つである、【パチンコ】らしきものを手に取る。
「なんだこれ?ただのパチンコじゃん」
「こっちもただのハサミ?ていうかこれガラクタばっかりだね。」
アルマは商品を見て、呆れたような顔をした。
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