~02~

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「侑李、、侑李!腕離して?」 「あっごめんっ」 体育館裏まで来たら侑李は走るのを止めた。 「あの、さ…」 侑李は今まで見たことないくらい真剣な目で俺を見た。 「僕…好きなんだ…」 「は…?」 「涼介のこと…」 え…? 嘘だろ…? 侑李が…? 俺を…? 何で…? すっごい嬉しかった。 侑李が好きって言ってくれたことが。 「涼介が裕翔くんのことを好きなのは知ってるから、ちゃんと考えて答えてほしい」 「侑李…」 「僕は涼介のこと大好きだよ!」 侑李が俺に抱きついた その時だった…── 「涼ちゃん…!!」 え… ゆ、うと…?
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