はじめに

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廃墟。それは市街、大きな建物などで人が住まなくなって荒れ果てた所。 ここ、日本にも「廃墟の王様」と呼ばれる「軍艦島」や「廃墟の女王」と呼ばれる「摩耶観光ホテル」をはじめとする、数多くの廃墟がある。 廃墟はいろんな事を覚えている。 昔のこの地での出来事、人々が栄えていた頃の思い出などたくさんの過去を私たちに教えてくれる。 時代と共に人も、建物も少なくなってきている今の世界。 でも廃墟はずっと見てきた。 人と時代の流れを、自らの風化と共に。 廃墟は何を思い、何を感じ、何を私たちに伝えたくてこの地に建っているのだろうか。 今、この時代に必要とされていない廃墟たちを一人の少女と男性が訪れる。 さまざまな廃墟へ行き、その少女は何を感じ、どんな行動をするのだろう。 この物語は少女と男性がいろんな廃墟(廃校・廃駅も含む)へ行きその廃墟に、ほんの少しだけ光が差すように働く少し変わった物語です。 この二人の目的は…?
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