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「えっと、俺の名前は新谷伊織。好きな人は世界中の女の子で趣味は女の子と会話すること~」
「ふざけてんの??」
「ふざけてないよ~。至って真面目」
目がマジだ。
なにがおかしいんですか??とでも言いたそうな目だ。
こんなんじゃ、これ以上何を言っても無駄かな。
「で、可愛いお嬢さんの名前は??」
…聞こえなかったフリをしよう。
「お嬢さん??あ、お姫様って呼べばいい??」
…聞こえないフリ。
「それとも、「うるさぁぁぁい!!」」
駄目だ、もう我慢できない。
早いうちに関わりを断ち切っておかないと、華の高校生活に支障をきたしてしまう。
「あなたに名前を言う義理はありません。金輪際、あたしに関わらないでください」
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