白い手紙

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  「…って何だこれ?煉…? 俺、煉って名前じゃねーし。 誰かのイタズラか?」 簡素な紙に書かれたただその一文をただのイタズラだと思った昂汰はゴミ箱へと投げ捨てた。 だが、この一通の手紙が昂汰のいる世界とは違うもう一つの隣り合った世界からのものであり、自分がその世界の重要な存在の一人である事を、この時の昂汰はまだ知らないのである―
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