第一話

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 どうしていつもこうなるのか。  友好的にしようとしていても、相手は怖がって逃げていってしまうのである。  いや、自覚はしてるよ?俺がコミュ障で、人と会話すると慌てちゃって本心とは全く違う事言ってるからっていうのは。  勘違いされるような見た目してるっていうのは。  でもやっぱり、 「自分の気持ちを他の人が聞こうともしてくれないのは、嫌だよなあ」  俺の周りの皆は、フィルターをかけて俺を見てくる。  それはいつもの事だけど嫌で嫌で仕方がなくて、俺は眉間に眉を寄せた。  すると、一気に不機嫌そうになった俺の顔を見て逃げてくクラスメイトの姿が目に入って、俺はまた最悪な気分になったのである、まる。
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