番外編その①

2/18
前へ
/21ページ
次へ
季節は夏。 朝から照りつける太陽の日の光を浴びながらも、少女は休むことなく動き続けていた。 少女は枯れ葉集めが終わると、花壇に水撒きを始めた。 「ねえ、少しは休んだらどう?」 どこからともなく声が響いた。 少女は声がしたであろう木の上を見ると、 「このくらい大丈夫!!心配してくれたの?」 と、少しからかうように言った。 「うん。そりゃ心配するよ。 だって貧血にでもなったら困るじゃん」 木の上で座っている少年は眩しさに目を細めながら言った。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加