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季節は夏。
朝から照りつける太陽の日の光を浴びながらも、少女は休むことなく動き続けていた。
少女は枯れ葉集めが終わると、花壇に水撒きを始めた。
「ねえ、少しは休んだらどう?」
どこからともなく声が響いた。
少女は声がしたであろう木の上を見ると、
「このくらい大丈夫!!心配してくれたの?」
と、少しからかうように言った。
「うん。そりゃ心配するよ。
だって貧血にでもなったら困るじゃん」
木の上で座っている少年は眩しさに目を細めながら言った。
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